日本の大地から作物が消えていく
日本の食料自給を支える農業は、担い手の極端な高齢化と、一度手放すと元に戻すのが難しい「耕作放棄地」の拡大という二重の危機に直面しています。
担い手の減少と極端な高齢化
指標 | 2000年 | 2023年 |
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基幹的農業従事者数 | 約240万人 | 約116万人 |
平均年齢 | 62.2歳 | 68.7歳 |
65歳以上の割合 | 約5割 | 約7割 |
増え続ける耕作放棄地
1990年から2015年の25年間で、耕作放棄地の面積は約2倍に増加し、その広さは富山県の面積に匹敵します。
- 農業従事者の高齢化や後継者不足による離農
- 農地の確保や高額な機械導入など、新規参入のハードルが高い
- 資材価格の高騰に対し、農産物価格が上がらず収益性が低い